台湾で出会った、白磁の蓋付き薬壺です。
ふっくらと丸みを帯びた胴に、きゅっとくびれた小さなつまみ。
飾り気のない、素朴な佇まいの器です。
かつて漢方薬を入れるために使われていたと思われるもので、台湾の漢方薬局では今でも似た形の容器を見かけます。
少し黄みを含んだ乳白色の釉薬には、細かな貫入が入り、ところどころ茶色く色づいています。特に内側には長い年月を経て染み込んだ貫入の景色が広がり、古い器ならではの味わいを感じます。
つまみが持ちやすく開けやすい、実用のために生まれた無駄のない形をしています。
今では小物入れとして、あるいはそのまま飾っても良いと思います。
※本体の縁に欠け、持ち手に欠け、蓋には焼成時に出来たと思われる裂け目があります。
【生産地】
台湾
【サイズ】
W 10.6cm
H 12cm
【素材】
磁器
【年代】
不詳